自然体験交流センターには、千里の原風景ともいえる竹林が保全され、市民が身近に触れることのできる自然環境に恵まれています。センターは昭和36年に吹田市青少年野外活動センターとして開設され、平成21年に太陽光などの自然エネルギーを活用する環境共生型施設として新しく生まれ変わりました。

これにより、青少年のみならず、乳幼児から高齢者、身体の不自由な方、外国籍の方などあらゆる人々が自然と共生し、いのちの尊さを学び、交流する場となり、環境教育や自然体験に関する生涯学習拠点として、吹田市民の方々にとってかけがえのない財産となる施設です。

自然体験交流センターの指定管理者である「一般財団法人大阪市青少年活動協会」は、環境宣言を採択し、「チームマイナス6%」から「チャレンジ25」へ、そして、現在は脱炭素キャンペーン「デコ活」に参加しています。 このページでは、環境共生に取り組むセンターでの取り組みを紹介します。

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センターの設備

 

太陽光パネルによる発電
太陽光パネル
屋上に発電用ソーラーパネルを設置し、本館棟ホール等の照明に利用しています。空気の流動により室内温度の上昇を低減するパッシブソーラーシステムも備えています。
また、太陽光集熱システムを利用して、本館棟の浴室などの給湯に利用しています。
地熱を利用したヒートポンプ
地熱温度
地中に打ち込んだパイプを通じて、冬は熱を取り暖房を行い、夏は熱を捨て冷房を行うシステムで食堂の冷暖房の補助熱源にしています。
間伐材・再生材の利用

本館棟床や食堂の家具などに間伐材を活用したものを用いています。

取り組み

グリーンカーテン
グリーンカーテン
植物を生育させることにより、室内温度の上昇を抑える効果があるグリーンカーテンに取り組んでいます。また、よしずなどにより日射による温度上昇を防止しています。
エコキャップ運動
エコキップ運動
ペットボトルキャップのエコキャップ活動に参加しています。わくわくの郷で回収されたキャップは、大阪市青少年活動協会が管理運営する他の野外活動施設の回収分と併せて、リサイクル業者へ送付されています。
冷暖房設定温度
エアコンリモコン
館内の冷暖房温度を、夏は28℃、冬は20℃となるように調整しています。
ゴミ減量・リサイクル運動

利用者にゴミの持ち帰り運動へのご協力をお願いするとともに、燃えるゴミ、ペットボトル、ビン・カンに分別して回収しています。

間伐材や端材を薪として利用
薪
わくわくの郷で利用者のみなさんが野外炊事やキャンプファイアで使用する薪には、杉の間伐材や端材を利用しています。
わくわくの郷内の植樹
ヤマモモ植樹2
わくわくの郷にはたくさんの緑が保全されています。これらの緑をさらに増やすために、植樹を積極的に行っています。
緑の募金運動への協力
緑の募金
国土緑化推進機構が行う緑の募金運動へ協力しています。寄付金の一部は植樹など、わくわくの郷の緑化にも使われます。
環境教育プログラムの実施
自然体感ゲーム
利用団体へ自然観察ビンゴなどの自然体感ゲームを提供しています。体験を通じて、環境のすばらしさや生態系などについて理解する気づきを与えることをねらいとしています。
ミニビオトープでの吹田くわいの栽培
P1090868
畳1畳ほどの小さな人工池を作り、なにわの伝統野菜である「吹田くわい」を栽培しています(協力:吹田くわい保存会)。
コンポストによる堆肥の作成
コンポスト
主催事業「エコクラブ」において、旧青年の家跡地の斜面を開墾して植物を育てるとともに、野外炊事で出た残野菜などを用いてコンポストによる堆肥作成を行っています。