【主催事業】指導者のための食育講座が終了しました。
わくわくの郷、吹田市自然体験交流センターでは10月19日(土)指導者のための食育講座を開催しました。
皆さん、フードマイレージゲームを知っていますか?
フードマイレージとは、食べ物の生産地から消費される食卓までの輸送に要した「距離×重さ」を表しています。フードマイレージゲームは、食材を写真カードにしてあるので、みんなで疑似買物をし予算内で献立を作ってもらいます。
食材の写真カードの裏には、買物の中にどれだけ「環境負荷=フードマイレージ」が隠されているか分かるよう食材の輸送にかかるCO2を★印(=CO2:20g)で表示してあり、買物に関わる交通手段使用時のCO2排出量も数値化しているので、日常の買い物でどれくらいのCO2が排出しているか、一目でわかるようになっているゲームです。
他にもフードマイレージゲームを通じて食材の産地の変遷、旬の喪失、食糧自給率の変化など沢山の気づきがあります。
わくわくの郷では、あおぞら財団の協力で吹田版フードマイレージゲームを作成しました。
今回は、林美帆さん(あおぞら財団)を講師に迎え、小・中学校の教員や地域で活動する指導者の方にフードマイレージゲームを実践してもらいました。1970年と現代の2つのチームに分かれ献立を考えてもらったのですが、両チームともとっても美味しそうなメニューでした。
しかし!フードマイレージを計算してみると、1970年チームは★印28個(=CO2:560g)に対して、現代チームは★印127個(=CO2:2540g)でした。
1970年と現代の大きな違いは、郊外のショッピングセンターへ自家用車で買物へ行った所でした。食材の輸送にもCO2は排出されますが、買いに行く時にもCO2は排出されます。地産地消などは意識していましたが、食材を買いに行くときに何で行くか?までは考えた事がありませんでした。
ゲームをした後は、実際に授業などでする時はどういう風に進めたら良いか?など話し合いました。
今回は指導者向けでしたが、小学生高学年から大人まで楽しみながら食育や環境について学ぶことが出来ます。
皆さんも是非体験してみて下さい!